おばあちゃんへ
高校生の時におばあちゃんが亡くなった。
あれから10年が経った。
近所に住んでてよく家に行ったし来てくれた。
大きくなってからはなんか煩わしくもなったり、部活が忙しいとかでおばあちゃんに会うことは少なくなっていった。
近所の人から連絡がきて、おばあちゃんの様子が変だと聞いた。
認知症だった。
それから色々あって1年ぐらいで膵臓がん末期がわかって、ほどなくして亡くなった。
清子おばあちゃんへ
おばあちゃんの作るいくらの醤油漬けが大好きでした。
しわしわでガサガサの暖かい手が大好きでした。
よく眠れるようにしてくれてた足のマッサージ大好きでした。
どんないたずらも笑って許してくれてありがとう。
おばあちゃんの前では頑張らない自分でいられました。
下手なピアノ聴きながらいつも誉めてくれてありがとう。
時々はなしてくれたおばあちゃんの下ネタ、、大きくなってからもういっかい聞きたかったな
なにもできなくてごめんなさい。
お礼もできず、認知症になって忘れていくなにもできなくなっていく姿をみてられなくて
目を背けてごめんなさい
死に目に会えなかったこと後悔しています。
でもおばあちゃんのことだから、好きにしていいよって言ってくれたのかな
霊柩車ではじめて乗った高級車。リムジン
眠ってしまうくらいとっても乗り心地良かったね。
見守ってくれてるかな?
おばあちゃん自慢の孫は看護師頑張ってるよ。
自分で言うのもあれだけど優しさを持って育ったよ。
春になったら会いにいくね。